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第5便 福島県・岩手県 ~被災地視察&打ち合わせ~

復興
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NPO法人全国てらこやネットワーク 震災復興プロジェクト
第5回 福島県・岩手県被災地視察&打ち合わせ
2011年4月12日~13日

<内 容>
被災地視察・現地調査
中長期的支援に向けた、ニーズの把握・先方との打ち合わせ

<受入れ>
会津若松市(福島県)、北上市(岩手県)、釜石市(岩手県)、大槌町(岩手県)

<参加者>6名
大西克幸・湯澤大地・上江洲慎・岩沢圭一郎・池田雅之(鎌倉てらこや理事長)・池田季実子(鎌倉てらこや副理事長)

「自分たちにできること」を行わせていただくため、「全国てらこやネットワーク」の大西克幸理事長、湯澤大地理事、上江洲慎専務理事と共に、
神奈川県鎌倉市で「てらこや」活動を行っている「鎌倉てらこや」より、池田雅之鎌倉てらこや理事長、池田季実子鎌倉てらこや副理事長、そして大学生である岩沢圭一郎くんも参加して、
会津若松市(福島県)、北上市(岩手県)、釜石市(岩手県)、大槌町(岩手県)の4か所を現地視察して参りました。
また、今後の継続的な支援活動へと繋げていくため、
現地のリーダーのみなさんと打ち合わせを行って参りましたのでご報告させていただきます。

<会津若松市(福島県)>

福島県の会津若松市では、福島県会津若松市出身の大学生スタッフ岩沢くんと、そのお母様と打ち合わせ。
これから「全国てらこやネットワーク」では、現地への大学生の派遣事業を進めていきたいと考えているのですが、
現地の宿泊拠点が準備できるまで、大学生組は岩沢家にお世話になっています。

また、前回の「スタッフ・学生ボランティア派遣プロジェクト」にて仲良くなった子どもたちが避難している避難所を再訪問しました。

岩沢家の皆様、ご迷惑をお掛けします。どうぞよろしくお願いします。

子どもたちと約10日ぶりの再会!

<北上市(岩手県)、釜石市(岩手県)、大槌町(岩手県)>
その後、岩手県まで一気に北上し、今後の復興支援の中でてらこやができることについて、
北上青年会議所の皆さんと、お打ち合わせをさせていただいきました。
岩手県北上市では2年前に「鬼っ子てらこや」が立ち上げられた時から「てらこやネットワーク」の仲間として共に活動を行なってきた縁があります。
岩手県沿岸部では、ボランティアの宿泊場所不足に悩まされる中、釜石から車で約1時間半の内陸部に位置する北上市はそのバックアップ拠点として期待されています。北上てらこやのメンバーが、「てらこや」のボランティアが最大約50名泊まることができる寮を提供して下さることになり、県外からのボランティアを大量に受け入れる基盤が整えることができました。

翌日には、一般ボランティアの受け入れ窓口となっている、
釜石市のボランティアセンターの様子や、津波被害にあわれた釜石市の市内、そして大槌町の様子を、視察させていただいただきました。

今後は、沿岸部の釜石青年会議所、内陸部の北上青年会議所、鬼っ子てらこやと連携をとりながら、未だに現地でニーズの高い「瓦礫撤去」や「炊き出し」、てらこやのメイン活動である「子どもたちのケア」を行う計画です。

北上青年会議所の皆さんと。どうぞよろしくお願いします!

釜石市のボランティアセンター受付の様子

釜石市の市内の様子。

テレビで映し出されたそのままの光景が広がっています。

大槌町も視察させていただきました。

港近くでは、陸に打ち上げられてそのままになっている船も。

<終わりに>
今回の視察&打ち合わせを通じて、これまで多くの「子どもたち」と関わらせていただいてきた全国各地の「てらこや」のちからを結集し、
被災した「子どもたちのケア」という形で、「自分たちにできること」を活かさせていただける需要があることを強く感じました。

今回の震災では被災地域が広く、それぞれの被災地で各々の事情があり、
全ての被災地に対して足並みをそろえてとはいかないのですが、継続して情報交換のもと、随時学生スタッフを現地へ送り出し、
「スタッフ・学生ボランティア派遣プロジェクト」を行わせていただくとともに、
“求められた時に、求められた活動”を“継続的”に行っていくことができるよう、
宿泊場所の確保など、体制づくりも急ピッチで行って参ります。

ご協力いただいている関係者のみなさま、どうもありがとうございます。
そして今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。