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第40便 夢のつばさプロジェクト 各省庁訪問

復興
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概要

第40便 報告書  夢のつばさプロジェクト 各省庁訪問

実施日 :9月13日(福島)・10月6日(宮城)・10月23日(岩手)
場 所 :福島県福島市、岩手県盛岡市・遠野市、宮城県仙台市・石巻市
内 容 :被災遺児・孤児支援事業「夢のつばさプロジェクト」への参画
12月クリスマス合宿に向け、各県庁・行政との連絡調整
岩手県遠野市 青笹牧場さんとの協力体制の構築

協力者 :福島県庁
仙台市役所
石巻市役所
岩手県庁(第25便)
青笹牧場
(社)桜蔭会 岩手支部
(社)桜蔭会 福島支部
(社)桜蔭会 宮城支部

参加者 :室伏きみ子・滝澤公子・白井優次・赤沼範典・湯澤大地

レポート

第40便は、被災遺児・孤児の為の支援事業「夢のつばさプロジェクト」の中長期的な支援体制を創る為に、岩手県・宮城県・福島県の行政担当者を訪ね、協力体制を構築する事を目的とした。9月13日福島訪問・10月6日宮城訪問・10月23日岩手訪問をまとめ第40便として報告書とする。

夢のつばさプロジェクト
株式会社 ブリヂストン プレスリリース
社団法人 桜蔭会

夢のつばさプロジェクトは東日本大震災で被災し遺児・孤児となった子供たちへの支援事業で、てらこやネットワークは運営者の末席に連ねさせて頂いている。
当然のことながら、事業開始にあたって遺児・孤児の方々に連絡を取ることには、最大限の配慮が必要となる。丁寧な事業運営を行いたいとの考えから、先ずは各行政体を個別に訪問し、しっかりとした顔の見えた協力関係を構築する事となった。
各県の省庁訪問は、社団法人 桜蔭会の各支部にセッティングして頂いた。お茶の水大学のOGの方々には教職に就いている方々も多く、教育関係者にコネクションがあり現地での事前調整は見事なものだった。桜蔭会の方々のお陰で各省庁との打ち合わせは順調に進み、被災した3県への中長期の支援体制が構築されつつある。

9月13日、桜蔭会 福島支部の方々のご案内で、福島県庁を訪問した。福島県教育委員会の方々は、てらこやネットワークの福島支援の事を認識していて下さり、夢のつばさプロジェクトへの協力も快諾頂いた。私は、この訪問翌週の9月21日に福島県からの依頼で講演を予定していて、その担当者も近くにいらっしゃったこともあり本当に良い打ち合わせが出来た。余談だがこの講演日は台風が直撃し、私は帰りの新幹線に箱詰めになった。
福島県では原発被害の関係で学校の授業が遅れ気味とのことだった。そのために冬休みが短くなっている学校もあるとのことだった。夢のつばさプロジェクト クリスマス合宿の日程と重なっている事も分かり、やはり直接お会いして話すことは大切であると再認識した。

10月6日 桜蔭会 宮城支部の方々のご案内で、仙台市役所・石巻市役所を訪問した。この訪問は、仙台市役所~石巻市役所~石巻視察~仙台の予定で時間がタイトだった。そのような状況だったので先方のご厚意で仙台に到着後直ぐに仙台市役所を訪問し、石巻へは車2台に分乗し、車内で昼食を取りながら移動した。私の乗った車は、桜蔭会のお姉様方4人と御一緒で、とても楽しい旅となった。そして石巻市役所でも宮城支部の方々の事前説明が奏功し、プロジェクトへのご協力を頂ける事になった。
市役所訪問後、石巻市を視察した。石巻市役所は震災で被災し、閉店していたショッピングセンターの跡地に移設されている。石巻には3月27日に第2便で救援物資を持って来た時の風景が記憶に強く残っていて様々な想いがあった。あの時は本当に寒かった。そして、また寒い季節が近づいて来ている。

10月23日 岩手県盛岡市を訪問した。岩手県庁・釜石市役所には6月21日(第25便)で打ち合わせは済んでいて、今回は桜蔭会岩手支部としての復興支援体制づくりを協議するために盛岡にお邪魔した。
現在、岩手では遠野市にある牧場の関係者から、夢のつばさプロジェクトへの協力のお申し出を頂いている。また、社団法人 花巻青年会議所からも2012年度に取り組みたいとのお申し出があり、桜蔭会岩手支部・青笹牧場・花巻青年会議所、この三者を御引き合わせすることも重要な目的だった。
盛岡で昼食を兼ねた打ち合わせをした後、遠野市に向かった。青笹牧場で牧場の関係者の方々にご挨拶をし、荒川高原へご案内頂いた。青笹牧場から荒川高原の道程は、紅葉が盛りを迎えつつあり美しい風景が続いていた。そして、荒川高原は馬や牛が放牧されている広大な場所でとても素晴らしい場所だった。このご縁を大切に実効的な復興支援に繋げて行きたいと考えている。

てらこやネットワークの復興支援便も皆さまのご協力の下、公式便だけでも40便を数えるまでになった。今まで行ってきた支援を思い返してみると、本当に非効率、自己満足的で大した支援が出来ていなかったと反省している。しかし、多くの協力者が復興支援事業に参画して頂き、支援の環の広がった事は本当に嬉しいことだった。関係者の皆様に改めて御礼を申し上げたい。
現在、多くのセクターの方々から協力の申し出や協力依頼が来ていて、出来るだけご依頼には応えたいと考えている。てらこやネットワーク独自の支援に拘ることなく、「何が実効的か」を命題に、時には完全な裏方として支援活動を継続して行きたいと考えている。
そして、誤解を恐れずに申しあげると、私たちは「気楽に」復興支援活動に取り組んでいる。あまり無理をすることなく出来る範囲で、支援をする側・受ける側を問わず、楽しく行えるようにしたいと考えている。例えば、瓦礫撤去の後には現地の温泉に寄ったりしているし、てらネットの報告書においても、この40便以降はもっと簡略な報告書にして行こうと考えている。

私は阪神淡路大震災の時、ボランティアで現地入りした。しかしその時はたった3泊4日、その時限りの支援だった。その後、継続して支援をしている方々の事を知り、自分もそうあるべきだったとの反省が今回の復興支援の基となっている。
被災地に行くことだけが支援では無いし、たくさん支援することだけに価値がある訳ではない。離れた場所からでも、数は少なくても、出来る支援は数多くあると考えている。私たちも細く長く、そして地味に支援を継続して行きたいと思う。

今後も皆さまと共に活動して参ります。関係者の皆さまに感謝申し上げ第40便の報告とさせて頂きます。ありがとうございました。

2011年10月27日

湯澤 大地

石巻市役所の方々と桜蔭会宮城支部の方々

 

仙台市役所にて宮城支部の方々
桜蔭会岩手支部の方々と花巻JCさんとの会合
青笹牧場にて
荒川高原。素晴らしい場所でした。
月並みですが、かなりカワイイ。