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第38便 釜石市へのボランティアバス派遣

復興
復興

概要

日時:2011年9月14日~15日
場所:岩手県釜石市
内容:ボランティアバスの運行
スケジュール:
<14日>21時:東京駅集合
21時30分:出発
<15日> 4時:岩手県遠野市到着 車内にて仮眠
8時:岩手県釜石市ボランティアセンター到着
9時:作業開始
11時30分:昼食
12時30分:午後の作業開始
14時30分:作業終了
15時:撤収~大槌町を視察しながらボラセンへ戻る
15時50分:帰路へ
23時:武蔵浦和駅(埼玉県)到着・順次解散

メンバー:湯澤大地・大西克幸・上江洲慎・小木曽駿(てらネットスタッフ)
大学生7名・社会人3名

 

<2日間の流れ>

参加した大学生の感想

今回初めて被災地へボランティアに参加させて頂きました。半年経った今でも生々しく残っている被災地の現状を見て、改めて被害の大きさを感じました。瓦礫が山積みになっていたり、家が流されていたりなど、テレビを通して見ていたことをいざ目の当たりにすると言葉が出ませんでした。地震や津波の恐怖は私が想像する以上のものだったと思います。大切な人を失った方がたくさんいると思うと胸が苦しくなりました。同時に、私たちが少しでも復興の力になれればと思いました。今回は1日だけでしたが、これも興支援を続けたいです。日が経つにつれ、ニュースで取り上げられる機会が少なくなりつつありますが、被災地の現状はまだまだ厳しく、あの日のことを忘れてはいけないと強く感じました。
武蔵野大学2年 長田さちえ

今回被災地へのボランティアを初めて経験させて頂きました。テレビで現地の映像が流れ、テレビを通してでしか現地の様子を知ることができなかったので、今回の経験は自分自身にとってとても貴重な経験となりました。流されてしまった家の跡や、波にのみ込まれてしまった建物、学校、体育館と生々しい現状を見て色々考えさせられました。ここに住んでいた方は助かったのか、地震の起きた当日一体どんな状況で状態だったのか、家族と離れた子はちゃんと家族と再会できたのか、現地を実際に自分の目でみて色んなことが頭を駆け巡り、なんとも言えない言葉に表せない気持ちになりました。またこういった感情とともに、色んな所から来られているボランティアの方々をみて、改めて気付かされた事がありました。人1人1人ではできる事は限られてしまいますが、何人もの人の力が合わさればどんな事も可能にできるんだと団結力の力の大きさを改めて実感しました。またまだ半年たった今でもまだまだ片付けられていない場所や地域があります。逆に言えば半年たってもまだ完全に復興できない程の被害をうけたことがわかります。ここまでの大変な被害をうけたにもかかわらず、ここまで街が綺麗になったのは、決して他人事ではなく自分の身に起きた事の様に思ってくれた方や、力になりたいと思ってくれた方々の思いが行動となり、その行動の結果なんだと思います。遠い海外の方も、わざわざこの日本にボランティアで来てくださったというお話しを知った時には正直驚いたとともに予想外でした。ですが、本当に有難い事であると同時に、日本人として本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。街中に所々前向きな言葉が建物に大きく貼られていたり、ボランティアで全国から来られた方々に向けたお礼の言葉、有り難うが大きく貼られていました。こういったものを見て、被災地の方々が一番辛く大変であるにも関わらず必ず変えていこう、皆で頑張っていこうという前向きで元気な姿が街中から伝わってきました。私たちも負けてはいられないなとボランティアとして少しでも力になりたいと思い現地に訪れたにも関わらず逆に元気を貰ったなと思いました。機会があればまた訪ねたいと思いました。
武蔵野大学2年 河端宥沙

僕は前から東北のボランティアに参加したいと思っていて今回参加させていただきました。実際に東北の被災地に赴いて、今までこのような震災後の光景を生で見たことがなかったので、想像以上の被害の状況に驚きましたし、被災地の方々の気持ちを思うと、心が痛みました。今回のボランティアの内容は、被災地の子供達のための野球場のグラウンド整備でした。整備が完璧にできたわけではなく、心残りでしたが、活発な年頃の子供達のために少しでも役に立てたなら嬉しいです。
今回私達がしたボランティアは、まだ被災地のごく一部です。今回の活動を通じてもっと被災地の方々のために、何か私達がしていかなければならないと、改めて認識しました。
早稲田大学1年 入福純也

夏休みに東北に震災ボランティアに参加したいと思っていたときに今回のお話を頂いて、たったの一日だけですが東北に赴きボランティアに参加しました。
作業現場は学校のグラウンドで、遊び場所のない子供たちがまた野球をできるようなグラウンドを作るという作業でした。女子陣が行ったのは、子供たちが怪我をしないように大きな石やガラスの破片やその他危ないものを地面を掘り返して取り除き、また平らな状態に戻すというものでした。日中はとても暑かったのですが、子供たちが安心しておもいっきり遊べる場所を作りたいという思いと、被災地でも元気にまた野球をしている姿を見たいという思いから、限られた時間で精いっぱい働きました。休憩しながら校舎の中を見てまわると、3階まで津波が届いていた跡があり、壁や窓、教室内のものもほとんど全てなくなっていて、その場が学校であるということが信じられないような状況でしたが、生徒は全員無事だったと聞いたときには、本当に心から安心しました。また、目の前の澄んだ美しい海の荒れた姿も想像することができませんでした。
そのあと、被災地である大槌町を見て回ることができました。津波の被害で、家の土台しか残っていない家がたくさんありました。でもそれらを見ても、あたかも初めからその姿だったかのようで、半年前テレビで報道されていたような町が津波に飲まれた事態を想像することはできませんでした。でも被災者の方々が暮らしている仮設住宅を見たときに、本当に起きたことなんだ、と実感を持ちました。
今回は震災が起こって半年経ってからのボタンティア参加ということになったが、この半年間でどのくらい回復が進んでいるのかということを見ることができたので、逆にそれは今後どのように復興が進んでいくのかを考える指標として見ることが出来たのではないかなと思っています。誰かがやる、その誰かに自分もならなきゃいけないと思い、ほんの少しでも復興の助けができたらと今回参加しました。これからも長い目で、この震災を考えていくことができたらと思っています。
早稲田大学1年 柿沼由香