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第49便 夢のつばさプロジェクト春キャンプ現地視察と打ち合わせ

復興
復興

概要

実施日:4月28日
場所 :岩手県釜石市・花巻市・遠野市
内容 :夢のつばさプロジェクト春キャンプ現地視察と打ち合わせ (参照35便・40便・46便)

協力者:(公社)花巻青年会議所
(社)釜石青年会議所
(社)遠野青年会議所
NPO法人 hands

参加者:上江洲慎・田中絵理沙・武井聡・辻田雄祐・松浦健・新木淳平・菊池隼

夢のつばさプロジェクトの学生5名と、てらネットの上江洲さんの計6名で、4月27日の夜に東京を出発し、明朝に岩手入りし、28日は丸一日かけて現地調査と打ち合わせを行いました。今回の目的は5月19~20日の日程で遠野市・花巻市にて開催される「夢のつばさ春キャンプ」の打ち合わせでしたが、協力してくださる各方面の方々とお会いでき、皆さんのご厚意を感じ、キャンプ成功がイメージできる充実した視察となりました。
夢のつばさのメンバーを代表して、ご協力いただいた皆さんに感謝申し上げます。

夢のつばさプロジェクト

 

キャンプ場「平塚の森」へ

27日の21時半、新宿を車で出発。仮眠休憩を間にはさみ、早朝花巻市に到着。9時ごろNPO法人handsの菊池さんと合流し、現地視察開始。菊池さんはこの後丸一日共に視察を行い、大変お世話になりました。

まずは、合宿初日の夕方から使用しテント泊をするキャンプ場「平塚の森」を視察。
キャンプ場の馴染みやすいおじさんにご案内いただいきました。雪がまだ積もっており、春どうなっているかは想像するしかありませんが、きっと緑いっぱいに囲まれた素敵なところでしょう。楽しめるイメージがわきました。

 

釜石へ。釜石JCと打ち合わせ。

キャンプ場視察を終え、花巻から釜石へ。
復興屋台村「釜石はまゆり飲食店街」のうちの一店舗で海鮮丼の昼食をいただきながら、釜石JC理事長の菊池さんと打ち合わせ。
合宿参加の子どもの募集方法について相談。今回、釜石JCさんが募集の実働を担ってくださいます。現地で協力してくださる方がいなければ募集はできず、したがって合宿実施はできないので本当に感謝しきれません。ありがとうございます。

教育委員会も訪れ、子どもに配るチラシについて相談。どうやら順調に4月中旬には学校の子どもたちの手に届けられそうです。

「飲食街店」の中でも「のんべえ横丁」仮設ながらも堂々と飲食店が並ぶ

釜石の沿岸へ。

今回、東北の被災地を訪れたことのない学生も1人おり、他の学生も数回しか来たことがありませんでした。そんな僕らのために被災の現場を案内してくださいました。
釜石の中でも最も被害の大きかった地域へ、1年経ちようやく舗装されたという道路を走りながら向かいました。津波がどの高さまで来たか教えてもらいながら。道の脇で半壊のまま放置された家々。仮設住宅、がれきの山。
私自身は夏ごろに2度、石巻にがれき撤去のボランティアで訪れた経験がありましたが、1年と一か月経ってもまだこの現状かと、学生一同ため息をつきました。

現地の雰囲気を肌で感じるとても貴重な機会となりました。震災支援団体を運営する立場としてもっと現地のことを知っていかねばならないと感じました。

遠野へ。牧場「馬の里」視察。

今度は、合宿初日に乗馬体験やバーベキューを行う牧場「馬の里」へ。15時到着。
少し高度が高い広大な土地で、最高にきれいな景色が広がっていた。素敵なご夫婦があたたかく迎えてくださった。
当日のコンテンツやトイレ、食事、子どもとの接し方についても様々考えてくださっており、驚くくらいとても協力的な方々でした。本当に有り難いです。
日ごろから乗馬体験を実施しているとのことで、楽しめること間違いなしで胸が高まりました。

 

再度花巻へ。花巻JCと打ち合わせ。

最後に、再度花巻へ向かい、花巻JCと打ち合わせ。既に夕方になっていました。
今回の合宿では花巻JCさんに特にお世話になっています。合宿二日目は、花巻JC主催のイベントに参加させていただくことになっており、その調整、さらには現地でのキャンプ場や牧場との調整役も買って出てくださっています。人情味とユーモアにあふれた素敵な方々ばかりで、今回の合宿には欠かせないありがたい存在です。

10人以上参加の会議。2時間以上かかりました。予算調整、協力にあたっての共通認識の構築、細かい調整の担当決めなどに時間を割きました。学生たちも拙いながらもこれまでの夢のつばさの活動、自らの想いを語らせていただきました。
ご協力いただくありがたみを非常に感じた会議であり、学生メンバーの身が引き締まりました。合宿の価値を最大化できるよう努力していきたいです。

会議の後は、JCさんの行きつけのお店で短い時間だったが夕食会をさせていただいた。笑い声の絶えない会食となった。
これからもいい関係性を保って行ければと思います。

 

最後に

何よりも印象的だったのは現地の方々。
夢のつばさプロジェクトの春遠野合宿に現地で直接的にご協力いただいている多くの方に、わたしも含め学生たちは初めてお会いしました。本当にあたたかい方ばかりでした。
学生の力不足な点、甘い点、たくさんあるなかでご協力してくださっています。真摯に応えていかねばならないし、合宿を成功させねばならないと感じました。

これからもたくさんの方々にご協力いただきながら、夢のつばさプロジェクトをよりよい活動にしていけるよう邁進していきたいです。

東京大学2年 武井聡