第24便 岩手県釜石市でのがれき撤去
復興【概要】
日時:平成23年6月21日(火)
行き先:岩手県釜石市鵜住居町
受入れ:北上JC・釜石ボランティアセンター
参加者:土佐洋子・佐藤康・二井久美代・東海林大
作業内容:瓦礫撤去
【活動報告】
<6月20日(月)>
<22:00>
JR逗子駅で待ち合わせし、釜石ボランティアセンターへ向け出発
<6月21日(火)>
<7:10>
釜石ボランティアセンター到着。ここまでの道中は高速道路から山の中を通って来たので、津波の被災地であるという光景は見られなかった。
<8:30>
受付開始。その後、説明を受けボランティアと見分けがつく様に腕に貼り付ける「ワッペン(?)」を受け取る。
<8:40>
北上青年会議所の菊地様より、活動を行う場所の指示を頂く。指示された住所は「鵜住居町24‐35‐1」。ドラッグストアがあった場所で、その駐車場で待機をしていて下さいとの事。早速、カーナビに行き先を入力し、釜石ボランティアセンターを後にし、鵜住居(うのすまい)町へ。
途中で目の当たりにした釜石市内の沿岸部の光景に、今回初めて参加した2 人は絶句。テレビや写真で見慣れているつもりでいた光景だが、視界の360 度が壊滅している状況に、改めて震災の被害の大きさや津波の大きさ、報道でよく使われている”想像を絶する”という言葉を体で感じた。
<8:55>
指示されたドラッグストア駐車場へ到着。
広い駐車場があるためか、この周辺の活動拠点とするためなのか判らないが、このドラッグストアは看板と店舗だけを残し、きれいになっていると言うか何も無くなっていた。
<9:30>
北上JC の皆さまが、スコップや一輪車などを積載し到着。すぐに本日の作業を説明される。
作業内容は、ドラッグストアとお隣の家の間に溜まった瓦礫の撤去。実はこの瓦礫が溜まっている場所は”道”であったとの事。
<10:30>
休憩。
まだほんの一部しか片付かない…果たして終わるのだろうか?と思うくらい捗らない。
<12:00>
お昼休憩。
だいぶ進んできたところで震災前に積んだと思われる土嚢の山が…!?
(周辺尾様子)
<14:30> 作業終了。作業に従事した人数はおおむね40名。 1日作業して、人力だとこれだけしか片付かないという思いの反面、捗ったと自分に言い聞かせ作業を終えた。 |
【最後に】
震災後、被災された方や被災地に何らかの形で力になれたらと思いながら、時間だけが経過し焦っていたところに、てらこやネットワークの湯澤様のご紹介でようやく被災地でのボランティア活動を行う事が出来ました。テレビなどで被災地の様子は知っていたつもりでしたが、やはり五感で感じた事は、同じ国内の出来事とは思えない程、すべてが強烈でした。
瓦礫撤去作業の後、大槌町へ行って来ました。こちらは作業を行った地区よりも海に面しており、報道されている通り、壊滅状態です。すべてが津波に流されてしまった町役場の前には、この周辺で唯一ガソリンスタンドが営業しておりました。電気も不通なので給油は足漕ぎ式のポンプで行います。店長さんみたいな方は車のナンバーを見て「横浜から来たのか?」と尋ねてきました。色々と話しているうちに「こっちは1000 年に1 度の事が起こったから、今度はそっちの方が危ないよ!」と空を仰ぎ笑いながら言っていた姿が印象的でした。そういえば崎陽軒のシウマイが食べたいとも…。
話しが反れてしまいましたが、このあとは手配をして頂いた北上の宿泊所に泊まりました。管理人さんもとても親切で今回の岩手での体験は、自分自身の人生でとても有意義な経験をさせて頂きました。
最後に、今回のボランティア派遣に手配をして下さった「てらこやネットワーク」の皆様、現地でお世話になった北上JC の皆様、また多くの皆様に感謝を申し上げます。